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韓国ドラマOST /『太陽をのみ込め』Special(Vol.2)

●先行発売されているOST(歌謡ver.ともTRAX ver.ともいわれる)に対し、Special(クラシカルver.)と仮称しておくべき作品。ジャンル的にクラシック、ジャズ系というよりは作曲、演奏者のガイジン割合が高いほうの盤、という区別も可能。というより洋楽ややマニアック音源のアジア圏への紹介盤となる可能性も秘めているコンピレーション状態か。

●インナーには簡単なアーティスト紹介が付いているトラックもあるが、詳細なセッション・クレジットはなし。以下、参加者を確認していくと…チェコ系の作曲家Zdenek Bartak (Zdeněk Barták: 活動履歴のある韓国での読みはデニャック・バルタクだが、日本的にはズデニェク・バルタークあたりか)。クルーナー系のボーカリストTodd Gordon。Mu Carvalho(Mú: ポルトガル読みではムー・カルバーリョ)は、実際のところギタリストではなくピアノ/キーボーディストであるはずのブラジルが活動基盤の人。ペレス・プラードのリメイクねたで知られる、Lou BegaことDavid Lubegaは、実はイタリア系ドイツ人であるらしいため、本来はダフィト・ルベーガだったらしい。イタリアはナポリのユニットAshramのピアニスト、Luigi Rubino(ルイジ・ルビノ)は日本では一部プログレとして認知されているもようだが、「D'Inverno」「Last Dance」はおそらく彼の1stアルバム『A Theme for The Moon』からの再録。Olle Nyman(オーレ・ナイマン)は82年生まれのスウェーデンのアコースティック系。さすがにAlbaに関しては綴字上のヒントが少なすぎて現地情報の照校が不能な状態だったが、鵜呑みにするとイタリアのボサノバ(どんなだ…)女性シンガー・ソングライターとのこと。どうやらGallettiレーベルのコンピレ「Fashion Lounge」からのピックアップらしく“sax version”(とはいえvocalはあり)のもよう。基本的に歌唱は英語詞である。以上、ノー・ヒントよりは遙かにタメになるが、ひっかけヒントも含まれている韓国語情報を比較検討してみた。

●韓国人参加者(チェ・ソンウク、チン・ハノル)も比較的若年とみられるが、本作SpecialはリリースはSM Ent.とはいえSM系国内アーティストのプロモを兼ねていないこともあり、いずれにしてもいわゆるポップ・ミュージックの範疇に収まり切らない渋い選曲となっているとみられ、さすが『白夜』からの伝統を持つ韓国OST制作陣といった感じとなっている。単なるスタンダード・オケ曲演奏[08]はいったい誰らなのかというナゾは残るが…。


《曲目紹介》

01.  太陽を飲み込め (Classic ver.) - チェ・ソンウク , キム・ジス  
02.  Desire - Zdenek Bartak  
03.  Everything must change - Todd Gordon  
04.  Dance with me - Mu Carvalho  
05.  Dance like an Africa - Lou Bega  
06.  I am not alone - Zdenek Bartak  
07.  D'Inverno - Luigi Rubino  
08.  ソルベイグの歌 (ソルベイの歌) compose: - Grieg  
09.  マスカレード - Alba  
10.  Freedom - Zdenek Bartak  
11.  Romantic dresses - Mu Carvalho  
12.  Last dance - Luigi Rubino  
13.  悲愴 (Drama ver.) - P. Tchaikovsky / チェ・ソンウク  
14.  A Train that never leaves - Olle Nyman  
15.  声 (English ver.) - チン・ハノル  
16.  運命 (English ver.) - チン・ハノル  

商品コード : SMDSCD-070
製造元 : MACO/SBS/SM ENTERTAINMENT
価格 : 2,400円(税込)
Audio CD *1
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