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●平均22.5歳とは思えないかなりの技巧と端的な(コピー・)スタイリストぶりの光る女子4人の“パンク”・バンド。問題点その1は、バックはこれは日本のプロ(!)の男子ロック・バンドでもここまでは弾きこなせないじゃないの的な(ハイ・)レベルなのに対し(ここはツッコミではなく、次節への布石)、vo(ホン・ユジョン)の声質が加護ちゃん・辻ちゃん状態なこと。ただしそのvoコントロールはアルバム・タイトル通り(ではなく)、非常に自律的にコントロールされており、[10]などはクォーター・トーンすら駆使(1/4音“必ず”低い)。むしろまともに歌った後にPro tools逆修正した疑惑すらもたれる“正確な”外しっぷり。このへんのシュプレッヒ・シュティンメ唱法ぶりは、なぜかジョニー・ロットンを感じさせたりする。ポップであることはパンクであることとは背反ではないわけで、その意味では…メジャー・デビュー組としてはイ・ユンジョン以来の、そしてガールズ・パンク・バンドとしてはある意味歴史的な大韓パンク・バンドといえるかもしれない。実際のところも、前半はメロコア的な疾走感重視にみせながら、(4)ではギターだけまさに古典的PUNKそのものだし(ここで前述のロットン唱法が来ないのがミソなのだろう)。[BR][BR]※現地記事によると、やはりvoのホン・ユジョンは学生時代からピストルズを愛唱していた(gのキム・ミンチェの証言:出会いを語る篇)もようである。音的には自明なのだが、実に四半世紀以上前の音なので、さすがに2次的な影響だろうと高をくくっていた。

《曲目紹介》

01.　 I'm never crush 　

02.　 Riot Girl 　

03.　 Let's Go Sunnyday 　

04.　 パンクと共に 　

05.　 Smart Boy 　

06.　 I Hate Her 　

07.　 I'm not gonna make it 　

08.　 TV Show 　

09.　 Turn on My music 　

10.　 All the time 　

11.　 Go 　

12.　 Feminine 　

13.　 Wake up 　

14.　 Just say Go 　

15.　 [Hidden Track] 　

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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.　 I'm never crush 　

02.　 Riot Girl 　

03.　 Let's Go Sunnyday 　

04.　 パンクワ・ハムケ 　

05.　 Smart Boy 　

06.　 I Hate Her 　

07.　 I'm not gonna make it 　

08.　 TV Show 　

09.　 Turn on My music 　

10.　 All the time 　

11.　 Go 　

12.　 Feminine 　

13.　 Wake up 　

14.　 Just say Go 　

15.　 [Hidden Track]