SoundSpace

●sg WANNA BE+がメンバー交替とともになんちゃってカントリー路線へと踏み込んでかなり向こうの世界に行ってしまい、一楽とともにコラボ企画を決行したMonday Kizのキム・ミンスが亡くなってしまう(ご冥福をお祈りします。註:コラボに参加したのはジンソン)というややダウナー系な雰囲気のなか、「カラオケでもOKなインスタント=ゴスペル」というコンセプトでシーンに腰砕けの大喝を与える1年ぶりの3集。しかもこの曲(ちなみにクレジット上はコーラスもすべてV.O.S)の作詞がM RisingのMことイ・ミヌという事実に加え、リフレイン手法が印象的な(1)が実はフュージョン系のハン・サンウォン作曲であることとが相俟って、vibeの目指したコンテンポラリー・ゴスペルの再創造とは自ずから目線位置の違う、ポップ=CCM的な世界を世界に(…。)示しうるアルバムとなっている。これはパク・チホンのソロ活動における、ジャンル不明的インパクトが好評(?)だったことや、事務所の先輩グループ=Jewelryがどこまでいっても「○○風の歌謡曲」止まりなことがついに肯定的に受け入れられる世情となってきたこととも通底する、いわば「節度あるR&B歌謡の復権」といった雰囲気となっているが、単なる80年代的韓国歌謡の再現でないあたりにチーム名の「Soul」魂が息づいている(なんといってもハン・サンウォンなだけに)…と評価したいところ。なかでもSoulzeanが参加した(5)は「節度あるDUKE」といった状況であるほか、後半はメンバー3人が作詞に作曲にと才腕を振るっており、泣きのバラードもより一層コントラスト的に際だつ状況となっている。

《曲目紹介》

01.　 どんなに君を 　

02.　 Beautiful Life 　

03.　 男だろ 　

04.　 片方 　

05.　 今日に限って楽しいParty Time 　

06.　 笑っているうちに泣いてしまったよ.. 　

07.　 君だからありがとう.. 　

08.　 Candy Girl 　

09.　 二つの愛 　

10.　 VICTORY 　

11.　 Beautiful Life CONCERT Ver. 　

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.　 アムリ・ノル 　

02.　 Beautiful Life 　

03.　 ナムジャラミョンソ 　

04.　 パンチョク 　

05.　 オヌルタラ・シンナヌン Party Time 　

06.　 ウッタガ・ウロッチョ.. 　

07.　 クデヨソ・コマウォヨ.. 　

08.　 Candy Girl 　

09.　 トゥ・サラン 　

10.　 VICTORY 　

11.　 Beautiful Life (CONCERT Ver.) CONCERT Ver.