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キム・ゴンモ / 『STYLE ALBUM 11』

●全世界的な演歌復権の嵐の中、2年弱のインターバルでリリースされたキム・ゴンモの、なんとついに11集(デビュー15周年)は、前作でのやや高踏派的な大韓ブラック・ミュージック追究路線から、9集以前の土俗(?)路線に回帰! チェ・ジュニョン〜イム・ギフンらとのトロイカ体勢から、今回セルフ・プロデュースによる自己責任においての“やりたい放題”へと転換し、共同プロデューサーであるユン・イルサンが、ほとんど助手的な位置づけにしか見えないほどの強力な中央集権制を布く21世紀の王建状態!!。最初に製作陣のコンセプトありきで歌手の名前が後から付いてくる昨今のポストR&B時流に棹を差しつつ、早速、レゲエをベースとした冒頭曲から天下のチョPDを曲名通りセッションの相手として引っ張り出し、メロメロにしてしまうなどの横綱相撲ぶり。もっともタイトルもイカす(5)のミリョさん(@BROWNEYED GIRLS。ユン・イルサンの絡みもあって登場)とゴンモ本人とのラップ・バトルのほうはあまりにも和気藹々なため、男子に厳しく女子に甘い…じゃなくて、このへんはもうバラードだけでなくジャンル的には完全に融通無碍であることの余裕を感じさせる“KIM GUN MO STYLE”となっている。実際には本人が弾いているわけではないのだが、(3)(4)(7)あたりではピアノ弾き語りな雰囲気を醸し出し、安楽さの雰囲気作りにも腐心。その分前作のウリでもあったビビッドなバンド・サウンドに関しては若干後退した感はあるものの、全体で9トラック/37分という、まさに古き佳き時代のK-POPアルバムの標準的収録時間といい、ドライブ用(6)を盛り込み、さらにこれまで本格的なカバー・アルバムは作っていない代わりに毎回1曲程度収録されているリメイクとして(8)を投入したあたりに加え、これほど凝縮された盛り付けでありながら、タイトル曲がもっともスローでもっとも控えめで美しい旋律の(4)というあたりに、その歌手としての自信のほどが伺えるところでもある。

《曲目紹介》

01.  JAM feat. - チョPD (rap)  4:22
02.  おもちゃ  4:22
03.  市場の風景  2:56
04.  かかし  4:41
05.  反省文 feat. - ミリョ (rap, @BROWNEYED GIRLS)  3:53
06.  遊び人  3:48
07.  どの男にも会うな  4:23
08.  愛、そのわびしさについて  4:42
09.  SINGER  3:51


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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.  JAM feat. - チョPD (rap)  4:22
02.  チャンナンカム  4:22
03.  シジャン・プンギョン  2:56
04.  ホスアビ  4:41
05.  パンソンムン feat. - ミリョ (rap, @BROWNEYED GIRLS)  3:53
06.  ハルリャン  3:48
07.  アム・ナムジャナ・マンナジマ  4:23
08.  サラン, ク・スルスラメ・テハヨ  4:42
09.  SINGER  3:51

商品コード : YDCD-768
製造元 : [2007/03/16] YEDANG / DAUM
価格 : 2,500円(税込)
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