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●じ、実に3年半ぶり(4年弱)の復活、元祖大韓まったり系ロッカーの9集は、ジャケット・デザインまでがポイタライゼーション状態で、本人のナマ写真ないじゃん…状態となっている。「SEEDS」(硬)→「Love Songs」(軟)→「the seven 777」(硬)→「ODYSSEY」(やや軟)…という陰陽五行説的には(硬)で来るはずの本作だが、はったり的スピード感勝負ではなく、特に前半は鉛色の空と海的な、ある種納涼機能さえもった重さで迫る。活動曲の「Lamia」や「ピョル」が単体では“歌謡”バラード調でありながら、進行上の軽薄さはなく、PIA(キム・ギボム、そして驚異の同姓同名=ヤン・ヘスン!)の参加を含めそのイメージ的重量感は、LP時代でないことが悔やまれるほど。かつ、音圧が物理的に高くない分、伝説のまったり唱法に投げ遣りワザも加えて、フォーク的な伝統すら統合してしまった感もあり、(全体の仕上げはかなり荒削りともいえるのだが)ろくろで廻さずにちぎっては投げ…で仕上がってしまった焼き物風な神韻も帯びる全曲本人作詞作曲PD作。キム・ジンピョ(rap)との手合わせも渋みのダイナミズムがこれまでになく心地よい(つうかJPはロッカー魂の人なのかも)。

[※概ね2005年当時の情報を元に記述]。

《曲目紹介》

01.　 Tube 　0:33

02.　 Lamia 　5:00

03.　 The Mint 　4:39

04.　 星 　6:20

05.　 Marry me 　3:59

06.　 カルネアデスの板 　4:29

07.　 Metropia featuring - キム・ジンピョ 　3:48

08.　 Diamond forever 　5:46

09.　 Toxin 　3:03

10.　 蜃気楼 　4:30

11.　 小夜 　6:58

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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.　 Tube 　0:33

02.　 Lamia 　5:00

03.　 The Mint 　4:39

04.　 ピョル 　6:20

05.　 Marry me 　3:59

06.　 カルレアデスエ・パンジャ 　4:29

07.　 Metropia featuring - キム・ジンピョ 　3:48

08.　 Diamond forever 　5:46

09.　 Toxin 　3:03

10.　 シンギル 　4:30

11.　 ソヤ 　6:58