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●金泳三大統領の息子と同姓同名のため(だけではないが)最近不遇をかこっていたキム・ヒョンチョル起死回生の復帰第6集(←サントラ等除く)。左の分類が彼の場合は役にたたず、M1のギターも爽やかなインストから始まり、ホーン陣を国外スタジオ系で、リズムを韓洋折衷として機能的分業を推進。その一方で自身を引き立たせるべくヨヘンスケッチ、(一部で注目の)ユリサンジャといったところをコーラス部として用い、(日本で言うところの) AOR的含みをもたせつつ、フュージョン的なキレ/カタメとの両立を諮る ●全トラックを通じて曲想は穏やかかつ上品(表面的には割とスカスカ)、実は出し惜しみ的余裕さえ感じさせるアレンジの妙を醸す結果となっており、歌謡曲的(一発)スパッシュ・ヒットを眼中に入れないアルバム・ト ータル視点となっているのは非常に諸外国向き。もちろん歌唱は韓国語。M12にユ・ヒヨル(Toy)がゲスト・シンガーで参加