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●最近では、キム・ヒョンソク作品集での、実の兄弟３人でのそろい踏み出演が話題となったギュチャン、芸能活動をしている兄弟のなかでは最年少(71年生）にも関わらず露出は一番多い ●89年デビューだが、その作編曲能力ゆえ、多数の歌手に作品を提供したり世話したり、またフュージョン的な手法にも強く、キム・ヒョンチョルなどとも渋さで競いつつ、本人の歌手活動はいい作品を残しながらも、いまひとつ地味だった ●本作タイトル曲はおそらくM1で、これまでの努力家的印象を振り払うかのような意志力に満ちたロック！ クセがある分、王道ロッカー風にありがちな空虚さ（？）がない。以降、スローから、復古風伴奏のタルさの極み曲、趣味の悪いベースによるダンス、弦伴奏によるバラード、ヘンなタメのファンキー・ナンバーなど、その幅広い音楽性すべてを顕示、才能の「奥深さ」をみせる ●問題はこの「奧深さ」にどの程度付き合っていけるかですが…。