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leeds / 『leeds 3: the land of dream』

《曲目紹介》

01. それしきの愛  
02. 星に  
03. Friday  
04. 恋を始めましょうか  
05. 愛情の愛  
06. 別れも癖なのかしら  
07. 心を貸してください  
08. プレゼント  
09. Bring it on  
10. Don't you follow  
11. 君まわり  
12. 望み  
13. 別れも悲しいわ..  
14. 自分を探して  


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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01. クッカッ・サラン  
02. ピョレゲ  
03. Friday  
04. サランウル・シジャッカルカヨ  
05. サラン・エ  
06. イビョルド・ポルシンガヨ  
07. マウムル・ピルリョジュセヨ  
08. ソンムル  
09. Bring it on  
10. Don't you follow  
11. クデバラギ  
12. パレム  
13. ヘンボクト・スルポヨ..  
14. ナルル・チャジャソ  



●前作カバー集からも1年以上のインターバルによる3集。音色でいったら現在韓国でもっとも“かわいい”歌手といって過言ではないであろうLEED(といっても77年生まれなことが確定しているのでがくぶる…)、今回はもう温泉に浸かりながら食す温泉玉子(まぁ本来そういう用の美学から生まれた食い物でしょうが)的な、というよりその超一級の温泉玉子の生産ために温泉を新規ボーリング! 的な資本投下の豪気さが、田中角栄的な“美しさ”を感じさせている。以前のMGRに相当する軍師は今回イ・スンファン(←STORYの)となっているが、もはや曲を聴くというよりは彼女のフレージングとニュアンスをひたすら感じ取るのみ…といったほうがいいレベル(客観的にはもちろん佳曲佳アレンジ揃いなのだが)で、chorus自体もLEEDSが担当している曲(=英語詞の入る曲)などはもう納豆汁に豆腐と油揚げともやしが入っている的な、50KHz地帯好みのなけなしのもてなし感。その英語詞の入る(9)10)(14)などがダンス系にシフト…というのは、ゲストを参加させた2集での展開よりも分かりやすくていいが、(4)がボサノバではなく(速すぎて)もはやサンバ(・カンソン)状態なことにより、彼女のタイム感、リズム感的なキレ具合が白日の下に晒されてしまい、平成のフローラ・プリムといってもいいかもしれない手に汗握る展開となっている。その一方、若干演歌風ながら実はエロクトロニカ=トラッド(トロットではなく)的な(11)は、いわゆるハイブリッド演歌=RnBとは一線を画するアプローチで、むしろ伝統音楽のパラフレーズとして注目される。このへんは米国(US)出身者やその対極的な地場生え抜き系とも違い、器楽的な声楽を操れる(カナダ出身の)彼女ならではといえる部分かもしれない(というか、制作側が「これができる」とよく見抜くものだと逆に感心してしまうが)。問題点はちょっと音世界的な現実離れがさらに進んでいる(音場的なある種のミニマル・ミュージックともいえる)ために、DAPで外に持ち出すと、赤信号で止まらなくなりそうで危険ということと、曲が気に入って譜面にとってもおそらくカラオケではぜんぜん細部が再現できないあたりであると思われる。
商品コード : FTFCD-1021
製造元 : [2007/02/09] Fantom Entertainment Group
価格 : 2,000円(税込)
[2014/02/25韓国発売]
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