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MAyBee / 『1集:a Letter From Abell 1689』

[some information]

●イ・ヒョリのタイトル曲(1、2集とも)作“詞”者として名を成していたヒトの歌手デビュー作。m.netとタイアップによるティザー広告(日本でもそのまま放映)でモデル=ソン・ダムビを起用(→「多笑」MV)した関係で、だれがMayBeeなのかやや混乱気味だがジャケに関しては本人。つまり作詞力と容貌については才色兼備としてよいところまでは確定…。問題の歌唱力はイ・スヨンからオリエンタル要素を抜いた状態=実態は優等生的CCM(キリスト教歌謡)〜アイドル系とみてよいでしょう。曲中の英語発音やうぉううぉう言ってもほとんどR&B化しない(ファニとのduetでようやくなんとか)あたりがこの仮説(本人が熱心な教徒かどうかはともかく)を大きく裏付け、10曲目以降は(歌はあれども)ほぼCCMインスト後奏状態。タイトル曲だけはさすがに(というかティザーが効いているためか)イントロ、サビとなかなかクセのある刷り込み系。が、(6)「I Wish...」などは松田聖子世代ウケ狙いかというほど正鵠を射た正統派歌謡曲。その分、イ・ヒョリとの同性duet(7)は打ち消し合い部分のない絶妙の臨時チームという評価もあり。なお、MC Mongが語る(5)はケルティック・トラッドがネタ、そして(14)というかアルバム・タイトルの1689とは、ポルトガルに後のジョアン5世が誕生した年…とかではなく、天体名のAbell1689(20億光年のかなたにある“空間を曲げる”銀河団)のこと。といってもMVはリスボンで撮影されており、まったくじょえ〜ん5世と無関係というわけでもないもよう。というわけで(?)とにかく作詞(本作では作曲も)の才ととりあえずのルックスと、“歌謡曲”としては十分に及第点の歌唱とで、総合点的にはSEEYAのギュリちゃんと競えそうな予感(あとは何頭身かがカギか)。90年代型アイドル待望の方には、ややおすすめとしておきます。J-POPの裏側というか表側にあるという意味では演歌ネタもR&Bワザも最新洋楽パーツも使ってないのに「全部引いてもこれが残っているのか、K-POP」的な王ジャパンを連想させる無欲の勝利状態(ちょっと違う)。

●ちなみに4/10時点で確認されているだけでもMVには2verあり、ステファニー(天上智喜のあのヒトなどではなくモデルさん)編と、ダムビ編が存在、それぞれがオトコを巡って主導権を握るという2つの逆パターンなのだが、本CDに収録されている「多笑」はステファニー編での編曲で、ダムビ編の演歌調(piano)イントロ編曲については本作には収録されていない状況となっている。2006年4月発売。


track list
0101
2046 


2:44
0102
微熱 


4:01
0103
息 


4:15
0104
多笑 


3:50
0105
私の愛は墓場まで 
-
Feat. MCモン 
4:45
0106
I wisH... 


4:25
0107
candy 
-
Feat. イ・ヒョリ 
3:55
0108
じゃあね 


4:46
0109
昨日 


4:38
0110
いい人に出逢って 
-
Feat. ファニ ( Fly to the sky) 
4:33
0111
寝坊 


4:20
0112
Love2 


4:19
0113
ひまわり 


4:37
0114
a LetTer frOm Abell 1689 


4:37
→ カナ(ハングル読み)を表示 
商品コード : CMBC-0636
価格 : 2,000円(税込)
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