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●いつの間にか歌謡界の女王様的扱いを甘んじて受けているオム・ジョンファ(その座はほんとはいまだにハン・ヨンエだと思われるが…）さん、待望の新作4th。前作のような棚からボタ餅はおそらく本作にはなく、非常に計画性の高いアルバムとなっている。イ・ヒョンド、チュ・ヨンフン(各2曲)、パク・チニョン、チョ・ギュマン、チョン・ソンイル(NOISE)ら豪華作家陣(作詞にはパク・チュヨンも)を起用し、ほとんど「わらわのために競作してたもれ」状態を現出。素材が素材なので、振幅はそんなに大きくないが、細部を点検する愉しみに溢れたトラック群とはなっている●しかし、全体的な印象としては、なぜかやや地味。大人の音を狙ったと言えばそれまでだが、やや君臨するとも統治せず状態を想わせる。