SoundSpace

●知る人ぞ知る、というか実際には大韓Fusion人脈の一方の極にいるキーボーディストの第3作。DJを務めるFM番組ではプログレ系やエスノ系をかけまくっているが、さすがに自分の作品では自重、バークリー人脈を最大限に活用してのほぼ東海岸(?)フュージョンを達成(ジーン・レイクdsとかも入っている) ●音的には主役歌手のいないキム・ヒョンチョル+細かいワザと色彩感に加え毎回愛嬌で聴かせてくれる本人のヴォーカルもところどころありで、対比を作る。ナッソンサラムドゥルも参加。韓美両刀のバランス感覚も一級。98年、3rdアルバム『Young Mi Robinson』を発表。ファンキーリズムのアシッドジャズ「クニャン(ただ意味もなく)」が関心を集める。その同時期、彼が育ててきた後輩ミュージシャン、イ・サンミン、チョン・ジェイルなどと「ハン・サンウォン−チョン・ウォニョンバンド」を結成。これはPANICの3rdアルバム『Sea Within』への参加に繋がり、結局、99年にはPANICのイ・ジョクをメンバーとして加えた「GIGS」という超豪華ラインアップのバンドを結成するに至る。「GIGS」は99年『GIGS』、00年『02』の2枚のアルバムを発表し、多くの人気を得る。

01. 　Dugout

02. 　そのまま

03. 　英米 Robinson  featuring キム・ジョンジン

04. 　Islands

05. 　Thanks 4

06. 　明日はないよ

07. 　僕の中にも

08. 　黒い口の中で1日  featuring イ・ジョク

09. 　Mystery Travellers

10. 　埋めておいた記憶についてこの頃