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●かつてチョ・グァヌとともに韓国的R&Bの一方の極とまで言われた男。テピョンソ奏者としても著名だが、歌謡と民謡(といってもフォーク系ではなく)のギリギリの境界線に屹立する国民的な歌い手としても支持されている。前作群よりもぐっとフュージョン民謡な領域に踏み込んだもので、g伴奏ながらリズムは伝統音楽、そして韓国固有のヘーグムと同形の中国楽器=二胡を同じ伴奏者に使い分けさせるなど、細かい実験性の上に本人の明朗・明快なヴォイスが乗る。渋い。