SoundSpace

韓国歌謡界のジョン・ライドンことチョー・ヨンピル、実に３年振りほどの新作第16作(ほかにLive作などもある…)。日本国内ではひたすら谷村新司氏の相方として知られる彼だが、本国では(かつての)ジャンルを超越した大スター。さすがにRapとバック転だけはやらないが、叙情からRockまで様々な色彩で埋め尽くす別名「超鉛筆」(チョウヨンピル:ちと苦しい)と言われるだけあり、歌えない歌はない(歌ならば)という実力振りが本盤にも示されている●ちなみにバックはすべて外人(マイケル・ランドゥ[g]とか…)で美国録音、編曲はピル自身と外人勢の協議の結果成され、36人ナマ弦入り付きの豪華さ。しかしそこまで完璧な洋モノの器にピルの一声ですべてがソウル色に塗り変わるのはあまりにもさすが●メディアム〜スロー中心、といっても演歌なわけではなく、中年男の胸中を去来する「永遠」がしとしとと感じられるアルバムである。1997年4月発売。

1 그리움의 불꽃 懐かしい花火

2 마지막이 될수 있게 最後になれるように

3 그대를 사랑해 君を愛してる

4 물결 속에서  波の中で

5 일몰  日没

6 바람의 노래 風の歌

7 사랑의 숙제 　愛の宿題

8 애상 哀傷

9 판도라의 상자  パンドラの箱

10 연인들의 속삭임 恋人たちのささやき